会頭あいさつ
「新年のご挨拶」(2025年1月)
明けましておめでとうございます。
2025年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
日頃より君津商工会議所の事業運営に多大なご支援とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、我が国経済はコロナ禍により大きな影響を受けましたが、現在は緩やかな回復基調にあり、制限された社会活動や経済活動が本格的に再開されました。5年ぶりに開催された「久留里城まつり」や、新規事業「きみつキッチンカーまつり・小糸在来枝豆収穫体験会」など、地域と連携したイベントが大きな盛り上がりを見せました。
商工会議所を創設した渋沢栄一翁が肖像となった新1万円札が、昨年7月3日に発行されました。渋沢翁の名言「君子の争いた
れ」は、正しい道を貫こうとすれば、絶対に争いを避けられないという意味の言葉。正しいことだと判断したなら、人に譲らず争う道を選ぶことも大切であると思います。渋沢翁の肖像を見るたびに、企業経営者や商工会議所会頭としての取組み姿勢を問われている気がして、身が引き締まる思いです。
本年は君津商工会議所創立30周年となる記念すべき年ですので、地域や事業者の皆さまと連携を図りながら、地域経済のより一層の活性化を図ってまいります。
一方で、中小企業を取り巻く環境は、エネルギーや原材料の価格高騰や、人材獲得・確保のため賃上げ対応を余儀なくされるなど、依然厳しい状況が続いておりますが、当会議所では地域経済の要である中小企業への伴走型による支援を最重要課題として捉え、影響を受けた事業者や成長に向けて努力する事業者への支援を積極的に行ってまいります。
これからも地域の総合経済団体として、地域経済の活性化と会員事業所の皆さまの更なる発展に向けて全力を尽くしてまいりますので、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。
結びに、この新しい一年が皆さまにとって素晴らしい年となりますよう心より祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。